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一蓮托生

2013.10.10 Thu
いつも通り起承転結ぐちゃぐちゃで長い文章ですが、内容は濃いです(情報の正誤は別にして)。


昼ご飯も返上して仕事時間中はずっと水草販売水槽の大掃除(水草をすべて引き抜き底床掃除し、減った分のソイルを追加した後再植え付け・ガラス面磨き)をしていました。10本中9本が完了しました。最後は陰性草の水槽ですが、これはまだ出来ていません。力尽きました。生も根も尽き果てました。陰性草はどうもテンションがあがらないので最初にやるべきだったかも。

9月に入ってからコケが目立ち始め、ろ過掃除でいったんは落ち着いたものの、すぐに勢力を巻き返すような動きだったので、思い切りました。そのあたりで管理面での問題点の改善も同時に図りたいと思っています。それは後述します。今年の冬~春頃は非常に調子が悪く、4月下旬にろ過を強化してからは好調が続いていましたが、それも続かないですね。4ヶ月しか続かないんじゃ管理方法に問題があると言わざるを得ません。




IMGP186100.jpg
60㎝水槽
この水槽は底床を敷いてから3年が経過しています。最初の2年は神が降臨しているかのような絶好調状態で維持できていましたが、レイアウト水槽から販売水槽に変更した途端に調子が落ち、それでも残り1年間はギリギリまともに維持できていました。最初に大崩れしたのは今年の8月23日頃。猛烈にコケが発生して、水草が苔ダルマになりました。その後、濾過機を徹底的に掃除して見違えるようにコケが減ったものの、1ヶ月も続かず、またもコケ。

調子を崩すようになってから、ひとつ変化がありました。濾過槽がすぐに汚れるようになったのです。それまではウール部分は結構ずっときれいなままでしたが、最近では1週間でドロドロ。底床起因は間違いなしと。

案の定、この水槽の底床は最も凄い状態でした。プロホースを差し込んでも粘土化してて吸い上げられないのです。この水槽のみ、どうしようもないのでソイルを水槽内で撹拌して汚泥を抜きました。その後、減った分のソイルを新品ソイルで補充しました。ソイルを換えてしまった方が良いのでしょうが、土を捨てるというのは園芸家としていかがなものかと、余計な信条。


IMGP186200.jpg
45cm3号水槽
ソイルを敷いてからまだ約7ヶ月ということでまだ若いですが、結構なコケです。


IMGP186300.jpg
45cm6号水槽
今回最も酷かった水槽。1年2ヶ月経過しています。8月に液肥を採用してから、一気に調子が上がっていましたが、その後の降下も激しかったです。


IMGP186400.jpg
45cm7号水槽
大きな崩れはなかったですが、部分的にコケが出ていました。特に水流が当たらない反対側。

今回、気になったのは、どの水槽も往々にして、水流がガラス面に当たらない側(淀んでいる側)に苔が集中して、水草の成長も鈍化していること。更に、底床掃除をした結果、水流がガラス面に当たっている側より淀み側のほうに汚れが集中していました。これは歴然でした。

あと、どの水槽も同じように管理しているのに、調子の悪い水槽ほど底床肥料の残渣が多く残っている印象です(大きな違いはないですが)。調子の悪い水槽ほどフィルターの汚れが激しいのは明確でした。


全く同じ管理でもレイアウト水槽にはコケが出ませんが、栽培販売水槽では勝手が違います。差し戻し管理が原因だと思います(根の活性が上がらない)。更に底床肥料メインの管理ですから、余計に根の伸長に影響が出るのだと考えています。園芸でも肥料たっぷりの土に挿し木をするのはあり得ない(発根後に施肥)。


IMGP186500.jpg
120㎝水槽
視力になんらかの問題があればわからないだろうというレベルですが、ほんの少しだけですがコケの発生がありました。

あと、興味深かったのは、パールグラスですが、植えこんだものよりも他の水草の根元に絡まって育っていたもののほうが調子が良かったこと。非底床施肥区のほうが調子が良い状況。


というわけで、今回、特筆すべきなのは、底床掃除後に底床には施肥していないことです。これは根の伸長を優先順位の最上位としたからです。また、否が応でも蓄積する肥料残渣の処理問題もあります。

施肥はカリ・微量要素の液肥(フローラプライド)をメインに据えました。窒素・リンは欠乏症状が出てから、これも液肥で補うつもりです。窒素肥料は8月19日に底床に施肥したきり、追肥はしていませんでしたが、意外と欠乏していません。ただ、これはうちの水道水にNO3(硝酸)が22ppmも含まれるからかもしれません。N(硝酸態窒素)としては5ppmとなります。硝酸は、そのすべてがN(窒素)ではなく、0(酸素)が三つもくっついていますから、そのような計算になります。4.4倍計算です。水道局の調べでは3ppmでしたので、実測値とやや違いがあるかな~。まぁ季節変動もありますので。

ちなみに硝酸態窒素が10ppmを超えると水道水としては不適合となり供給できなくなりますので、結構ギリギリな値です。硝酸態窒素は特に新生児、乳児の発育に影響があります。これは硝酸が血中のヘモグロビンと結合することにより、酸欠状態になるからです。このような症状になると、乳児の顔が蒼白となります。子供や大人は平気ですが、特に新生児に硝酸態窒素を多く含む水で作ったミルクを飲ませるのは好ましくありません。ただ実際、うちではこの水でミルク作っていましたが、問題なかったです。途中RO水でやってましたが、馬鹿らしくなってやめました。まぁ、このあたりはRO浄水器を売りたいメーカーが誇張している部分もあるのでしょう。日本の水道水でそんな事例聞いたこともないし(あるのは海外)

そういう背景もありますし、リンはそれほど必要だと思えない(むしろ過剰害が怖い)ので、そのあたりの窒素・リン施肥は後手に回そうと思っています。ただし、生体への給餌はある程度しっかり行います。また、それに関して、糞などを迅速に確実に分解させるには硝化バクテリアが重要ですので、濾過バクテリアにダメージを与えるような水道水直投入などは御法度でしょう。

自分は底床施肥主義・三大要素施肥主義なので、大きな変化です。この土地に来る前の低硝酸態窒素の水道水でやっていたときとは感覚を変えないといけないかもしれません。また、レイアウト水槽と販売水槽でも変えないといけないかもしれません。

ということで、施肥バランスと施肥方法を変えようという試みですが、ここに至るには、ある考えがあって、水草は根の伸長が重要な割に、養分吸収は葉から十分に行えるのではないかと。発根してから成長を開始するという性質がある(アンブリアなど例外もある)ので、根から養分を吸っているように思えますが、辻褄が合わないことが多いのです。例えば、底床に施肥をしていない状況(砂底床)で、差し戻しをしたロタラが、3~4日成長を止め、発根したと思われる5日目くらいから急激に伸び始めるなど。

そもそも、自然環境で根圏内に高濃度の肥料分が存在するケースはありません。どのような状況でも養分は常に上から注がれます。水から供給されるという考えが自然だし、根から吸収するにしても堆積物が徐々に分解されて得られるものです。高濃度の肥料の塊が根に触れるのは御法度ではないかと。芝生に液肥の原液や小便をかけるとそこだけ枯れます(むかし本当にそうなって怒られました。小便ね。)。しかし、確認はしていませんが、その周りは丁度良い濃度になって、逆に成長が良くなるのではないか?

園芸でも、おそらく理想は低濃度有機液肥を頻繁に与える方法なのだと考えています。しかし、それは大変な労力なので、通常は固形肥料を土にばらまきます。省労力でゆっくり長く効くので、とても良い方法です。ところが、そんな固形肥料でも根が直接触れる部分に施肥すると根を痛めます(コーティング肥料などではOKなものもある)。これは小学校で習っているはずです。

葉からも根からも吸収できるが、根が伸長不良を起こした場合、致命的となる。であれば、リスクファクター(底床施肥)を排除すべきではないかと。かなり仮説ですが。こうなると、いままでの育成理論を覆すことになりますが、既存の考えは覆すためにあるので、それも一興。とりあえず、次回差し戻しする時がきたら、水草を引き抜いて、今回引き抜いた時と根の伸長具合を見比べてみます。耕されて、尚且つ固形肥料が埋まっていないので、少なくとも根の伸長は良くなるはず。


ということです。ただし、液肥は、水草の成長を迎え撃つというよりも、水草のお尻を押すイメージで、確実に吸収できる分だけ先手とも後手ともいえないラインで追っていくつもりです。余剰はNGなので、やや少ないと思う量を週に1回換水時にのみ施します。


一応補足ですが、一般的なトリミング形式のレイアウト水槽で、根がしっかり伸長した後に、根に直接ふれないような場所に底床肥料を追肥するのは問題ないと思います。販売水槽ではどこに埋めても根に当たるし、更に差し戻し形式なのが致命的なのではないかということです。一度根がしっかり張ってしまえば、ちょっとくらいのダメージは何ともありません。ただし、その逆はデススパイラルで底床が悪くなり始めると、水草の成長が悪くなり、追肥をしてしまい、更に根にダメージという致命傷。


ちなみに、今回、今動かすと高い確率でコケが大爆発したり、枯死する恐れの高い水草が多く入っている水草販売水槽には調整中札を貼っています。今年の冬に比べれば全然軽いです。あの頃は、実ははっきり言って子育てノイローゼで、病院行こうか本気で悩んでいたりして、ちょっと別次元でした。完全に仕事に支障をきたしていました。

とりあえず、第一目標は、「当店では常に状態抜群の水草を自家栽培して販売しています」と謳うこと。結構誤解されがちなのですが、そんなこと一言も言っていません(言えない)。第二目標は、栽培種を500種まで増やす事。しかし、それは第一目標がクリアーできてからです。今やると自己崩壊することが目に見えていますから。技量が足りなさすぎ。効率性・生産性・品質クオリティ。うえっ、書いてて頭痛くなりました(笑)道のりは長い!

今自分がやっていることは商売の観点から行くと馬鹿なことで、商売をうまくやる近道が他にあることは馬鹿な自分にもわかっていますが、あえて馬鹿なことをやっています。今は仕方ありません。特に経営者の方からすると本格的な馬鹿だと思われてると思います。商売とは真逆なことをやっているのですから。でも、これでも総合的かつ長期的マネジメントは出来ていると自分では思ってやっています。売上さえ良ければ良いとか、家庭円満でありさえすれば良いとか、そういう考えはありません。自分にとってそれらはすべて欠くべからざるものであり、ただし、すべて70点で良いと思っています。逆に0点があってはならない。ところが、人生というものには、ひとつだけ120点が必要で、自分にとってそれは栽培家としての技量なのです。

経過はどうあれ、最期は笑って死ぬのだ。それが私のマネジメントです。
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Theme:水草水槽 | Genre:ペット |
Category:水草 | Comment(4) | Trackback(-) | top↑ |
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タイトルなし

こんにちは。
残暑が厳しくて私自身もうちの水槽もへろへろですが、神田さんは新たな取り組みをなさってらして経過・結果が楽しみです。
うちの大磯底床・CO2無添加水槽でペーハー下がりまくるのは、残暑と生体過多のせいだと判っているけど、ポポンデッタフルカタ良いな~、欲しいな~と無理な願望でのたうちまわっています(笑)。

前置きはこれくらいにして・・・、
陸上植物では、葉から水分が蒸発してその分毛細管現象で根から上がっていくという、比較的単純な水の流れが(水と一緒に養分も)想像できますが、水草の場合ってどうなんでしょう。
私は勉強不足でこの辺り研究されているのかいないのかすら知りません。
水中から養分を吸収するとして、その力は浸透圧なのか・イオンなのか・水流そのものなのか? それら全ての総合的な作用の結果なんでしょうかね。
私の職業柄(製造業)メカニズムが判らないと納得出来ないという(笑)
水草って判らないことだらけで興味が尽きません。

黒髭様だけは流石に何とかしたくなってきました。
やっぱり無理を承知での維持(生体の量・種類)には限界がありますね。
EUNhBreo | くるりん | URL | 2013.10.10(Thu) 22:54:26 | [EDIT] | top↑ |

タイトルなし

非常におもしろいですね^^

以前に自分も液肥のみでの管理を試みた事がありました。まぁ自分の場合、元々技量も知識も備わっていない中での単純な思いつきでやってしまったので、フルボッコ状態になりましたがw

確かに差し戻しのみでの維持は水草もいじけやすく、状態も下降する事が多いイメージですね^^;
水草は養分を葉から吸収する、でも発根していることが前提みたいな^^;

今後の経過、実際の管理方法が非常に興味深いです。
ブログでの報告を楽しみにしております。
uUsdIXgw | TKs-aqua | URL | 2013.10.11(Fri) 09:35:43 | [EDIT] | top↑ |

くるりんさんへ

一般的な植物の場合は葉や茎の表面に乾燥を防いだり、植物体が自立できるよう堅くするためにクチクラ層というもので覆われています。クチクラは壁ですので、このままでは光合成や呼吸ができません。そいうわけで気孔があるわけです。

それが水草の場合はありません。クチクラが存在しないからです。クチクラが存在しないと水分を保つことができず、気中ではいともかんたんに萎れます。水分を保てないということですから、つまり、養分の流入も可能だと思うんです。更に言えば、筒抜けなので、毛細管現象云々もないはずです。

陸上植物の場合は、仰る通り、蒸散によって養水分を上に引き上げます。

と、ここまで書いておきながら、陸上植物でも葉面から養分を吸収することが可能です。気孔からの流入かもしれませんが、いずれにしても植物は葉面からも養分を吸収する機構が備わっていると思います。農業の分野でも応用されています。

水草なんだから養分は水草から得るのが当たり前でしょ、根は活着の為の存在よ。と短絡的に言えないのは、水草が水中と水上の両方の形態をとるからです。

例えば、水上で栽培している水草は養分を根から吸収しています。この時の根の役割は活着の為と養水分吸収の為に存在していると言い切れます。では、この水草を水没させた場合、当然水中化し、水中からも養分を得ることができるようになると思うのですが、では、根の役割はどうなるのか?変化が起きるとは考えにくいわけです。

ということから、水中形態の水草は養水分を根からも葉からも吸収できると考えられます。どっちでも良いんだと思います。ただ、根から吸わせるにしても葉から吸わせるにしても、結構デリケートですね、水草は。

まぁアバウト理論です。
- | Nature Garden | URL | 2013.10.11(Fri) 15:55:38 | [EDIT] | top↑ |

TKs-aquaさんへ

液肥は難しいです。余剰している状態のところに与えるとフルボッコですね。水中に養分がなくなって、植物体内の貯蔵養分も無くなりかけた頃に少量与えるのが吉ですが、見極めは難しいです。

今回大掃除した水槽も水は換えまくりましたが、液肥はまだ入れません。ようやく発根して成長し始めたばかりなので、まだだと思っています。

- | Nature Garden | URL | 2013.10.11(Fri) 16:00:42 | [EDIT] | top↑ |

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