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ろ過のお話

2012.11.26 Mon
最近、飼育水の濁りなどのご質問を受け賜ることが多いので、少し解説しておきます。


インターネットが普及し、最近では、このあたりのことを書かれているサイトも多いですので、省いていましたが、ろ過の仕組みについては意外と浸透していないようです。




まず、ろ過には3種類があります。

・物理ろ過

眼に見える汚れをウールマットなどで濾し取ります。皆さんが認識されているろ過だと思います。
ただし、実は物理ろ過だけでは水生生物を飼育することはできません。


・生物ろ過
セラミック性のリング状、あるいは球状ろ材を用いて行うろ過です。

水槽に生き物が入ると、糞や餌などの有機物質が存在するようになります。
これらはやがて微小生物によりアンモニウムやアンモニアへと分解されます。(ちなみに、アンモニウム自体の毒性はそれほど強くないのですが、高pHや高温になるほど、ガス化しやすくなり、アンモニアガスに変化する割合が多くなります。このアンモニアは非常に強い毒性を示します。)
アンモニウム100%であっても、火種であることにはかわりがないので消火(硝化)させます。これも微小生物によって行われます。

アンモニウムが分解されると次に登場するのは亜硝酸と呼ばれる、これも非常に毒性の強い物質です。アンモニウム段階において、低pH、低温でアンモニアガスを発生させずに切り抜けられたとしても、この亜硝酸で生物たちは参ってしまいます。ですからこれも瞬時に分解させなければいけません。これもまた別の微小生物によって分解されます。

最後に登場するのは硝酸という比較的無害な物質です。この状態になって、はじめて生き物の飼育が可能になります。これらを担うのが生物ろ過です。

「水槽が立ち上がる」というのは、この一連の過程がスムーズに行われ、試薬で計測してもアンモニウムや亜硝酸が検出されない状態のことをいいます。水の透明度は関係ありません(ただし、経験値が上がってくると、経過日数や立ち上げ方法から推測し、水を見ただけで立ち上がっているかどうか見定めることが出来るようになります。)

ただし、この硝酸は強い酸性で、蓄積すると飼育水が酸性寄りに傾きすぎるようになります。これは水換えで対処します(水草水槽では通常、水草の吸収により、硝酸が蓄積することは稀です)。

※ウールマットも生物ろ過の働きもしますが、目詰まりするとろ過能力が落ちるので、交換をしなくてはいけませんが、その時に生物ろ過能力が大幅ダウンします。そのダウンをセラミックろ材で防ぎます。


・化学ろ過
活性炭によって、粒子が比較的大きいアクを吸着させるろ過です。ただし、この化学ろ過は、粒子が大きすぎる(例えば白濁り)ものや、粒子の小さすぎる(例えばイオン化したアンモニウムや亜硝酸)物質を吸着することはできません。要するに肝心なものに効果がないのです。ただし、流木のアクや飼育水の匂い、特に色素の吸着には絶大な効果があります。活性炭とはそういうものです。


IMGP08750.jpg
※画像はセットについている純正ろ材ではなく、別売り品を使用しています(セット品だけでも飼育は可能です)。
※リングろ材はクリオン社パワーハウス・ソフトMサイズと同社パワーハウス・カスタム・ソフトを使用しています。


これら3つのろ過を全てうまく作用させることが飼育成功の秘訣になります(黄ばみなどがなければ化学ろ過は省いても可)。


そして、重要な点を。

・生物ろ過は、セラミックろ材を入れたからといって、すぐに効果を発揮することはありません。ろ材にバクテリアが住み着いてこそなので、1ヶ月以上はかかります。

 よくある失敗1・・・使い続けていた低性能ろ材から新品の高性能ろ材に全部交換して水槽崩壊。いくら高性能でも、入れたばかりのときは無力です。グレードアップさせたい時は少しずつ入れ替えましょう。

 よくある失敗2・・・水槽を立ち上げてすぐに沢山の生き物を入れて崩壊。有害物質分解菌は日を追うごとに増えていきますが、一朝一夕では叶いません。バクテリアの増殖に合わせて少しずつ、生き物を増やすべし。
金魚すくいの金魚が死ぬのはこういう理由です(病気の問題もありますが)。残念ながら、初期に生き物の入れすぎで濁ったり、生き物が死に始めた場合、挽回の手立てはありません。死に止まるのを待つのみです(生き物による汚染量よりバクテリアの分解量が上回ったときに死ななくなります)


・水が濁るからといって、ろ材を頻繁に洗ったりすると、余計に濁ります(もう解説は不要ですね)。



「果報は寝て待て」
どうやったらバクテリアを増やすことが出来るのか?
→水槽をいじらずに寝ててください。




とはいえ、フィルターもメンテナンスをしないと、逆にろ過能力が落ちていきます。

物理ろ過を担うウールマットは、汚れたらこまめに適宜交換します。
生物ろ過を担うセラミックろ材は、適宜、飼育水を用いて軽くすすぎます。ろ材は交換せずに使い続けます。
化学ろ過を担う活性炭を入れている場合は、これも適宜交換します。

そして、たまにはフィルター本体自体やパイプ内も掃除します。この汚れは黒ヒゲコケの発生や流量低下を引き起こします。


「ろ過は一朝一夕では完成しない」
「生物ろ過へのダメージを最小限にしてろ過の清掃を怠らないこと(頻度は汚れ具合による)」
「生物ろ過へのダメージを最小限にして換水を怠らない(頻度や量は水槽ごとに違う)」




本当はもっと詳しく掘り下げたいのですが、難しくなるので、それらはあえて割愛しました。


IMGP08770.jpg
ろ過の仕組みをしっかり把握して、クリアーな水で生き物を飼育してあげてください。



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Theme:熱帯魚 | Genre:ペット |
Category:ろ過のお話 | Comment(0) | Trackback(-) | top↑ |